寝違え、ぎっくり腰は地震のようなもの
寝違えやぎっくり腰で、からだ相談室に相談に来られる方が、「ホテルの枕が合わなかったからでしょうか?」とか「重い物を持ち上げたので、ぎっくり腰になりました。」とよく言われます。
きっかけは確かにそうだったのかも知れませんが、寝違えやぎっくり腰は一度の負担で起こるものではありません。地震のようなものと言ったら分かり易いかと思います。
地震は、地盤の変動による歪が、長い年月に渡り蓄積され、ある時、その蓄積された歪の力に地盤が耐えきれなくなって、地盤がズレたり跳ね上がったりして起こります。寝違えやぎっくり腰も、何かの負担による筋肉の緊張が、長い期間に渡り首や腰の筋肉に蓄積され、何かのきっかけで、その蓄積された筋肉の緊張に背骨の並びが耐えきれなくなって、背骨がズレたり動いたりして痛みが起こると思います。
こう説明されると分かり易いですか?地震がいつ起こるか分からないように、寝違えやぎっくり腰もいつ起こるか分かりません。知らぬ間に負担を溜め込まないようにすることが大切ですね。難しいですが…