出産後のからだは要注意!!
子どもをお腹から出すためには、骨盤が開かなければなりません。そのため出産前には、ホルモンの作用により骨盤の靭帯や周りの筋肉は、柔らかく緩んだ状態になります。
出産したからといって緩んだ状態が、すぐに元に戻るわけではありません。そして当たり前ですが、緩んでいるのは骨盤だけではありません。全身の靭帯・筋肉が緩んでいるのです。
この全身が緩んだ体で、女性は大変な育児をしているのです。スポーツ選手など、一つの関節の靭帯を伸ばすだけで大騒ぎになるのに、それが全身に起こっているのです・・・
靭帯や筋肉が緩んでいると、同じ運動をするのに、より多くの力が必要になってきます。その結果、関節や筋肉、腱に痛みが出ます。
靭帯や筋肉が元々硬い女性は、あまり問題がないようですが、体が柔らかい方や体に不具合があった方には、出産後のからだの調整は必須です。特に、背骨が真直ぐでなく左右にカーブしていた人は、背骨のチェックが必要です。
腰痛や股関節痛など骨盤の付近だけでなく、側弯症やO脚、膝関節症の悪化はよく起こります。また、頸椎(背骨の頸の部分)の歪みの為に、首痛、頭痛、顎関節症、噛み合わせの不具合が起きたりします。